プログラミング無しでツイッターbotを作って見た🤖

安ければ、どこでもいいから旅行したい。時期もぶっちゃけいつでもいい。
そう思ったことはないだろうか?

そんな思いがあったので、数時間かけてTokyo Cheap Flightsというツイッターbotを作ってみました。

このアカウントをフォローして通知ONにすれば、東京発の格安航空券情報が出た時にプッシュ通知が来る。個人的にはとても便利だ。

仕組みはこうだ:

  1. いくつか海外の格安航空券を紹介しているツイッターアカウントをスクレイピングする。
  2. “Tokyo”という単語が入っているツイートがあったら、自動でそのツイート内容をTokyo Cheap Flightsのツイッターアカウントでつぶやく。
    *ちゃんとTokyo Cheap Flightsのツイートは発信源のアカウントにリンクバックする。これをやらないとマナー違反🙅🙅🙅

作り方

今回はZapierというプラットホームを使います。

2つのサービスを繋げて「○○が起きたら○○する。」といった自動化が実現できるツールです。

Tokyo Cheap Flightsを作ってみましょう。

まずはトリガー(引き金)としてツイッターを選ぶ。
ツイッターの中の具体的なトリガーは”Search Mention”

その後、自身のツイッターアカウントを繋ぐ。
ここでなんの検索に引っ掛けるかを書ける。

書いた検索の訳は:”@Fly4freecom”のツイートから”tokyo”を探す

他に使える検索項目は全部ここにある。

続いてはアクション(効果)。また、ツイッターを選ぶ。

その後、Create Tweetを選択し、ツイートを発信したいアカウントを選択。

次はツイートの内容を決めれる、一番楽しいステップだ。
Messageの中の空欄右の四角をクリックすると、先ほどの”Search Term”での検索結果出てくる情報(APIで返ってくる情報)が全て見える。ツイートしたユーザー名、ツイート内容、写真、URL、写真URLなどその他全てだ。

こうやってアプリケーションの裏側で動いてる情報を全てテキストで見えるのはいつやっても楽しい。

我々の場合は内容だけが欲しいので、Textを選ぶ。ついでに文字制限を大切にするためにリンクも全て短くする。
そのあとテストしてみて、問題なさそうだったら終わり!

問題ナッシング。

他の使用例

嘘をつきました。この記事はツイッターbotの作り方と見せかけて、実はZapierのような自動化プラットフォームの便利さを紹介したくて書いた記事です。

例えばZapierに似ているIFTTTは毎月人に自動でリマインダーメールを送る為に使ってます。

左は24日に彼女に彼女の分の家賃を送金するようリマインダーメールを送ってます

右は共同創業者に領収書を全て会計士に送るようリマインダーメールを送ってます。

自動化は楽しい。人生が楽になる。自分が見たい格安航空券情報もツイッターでみれちゃう。一度IFTTTZapierで遊んで見てください。

そして、東京発の格安航空券に興味あったらをTokyo Cheap Flightsぜひ見てみてください。

スタートアップなのに「代表取締役」と「社長」の肩書きを分けた理由

スタートアップから大企業まで、ほとんどの会社では「代表取締役」と「社長」が同一人物だ。よっぽどの大手じゃないとこの二つの肩書きを分けることはない。

でもHatchでは実は私が「社長」で、共同創業者のオマールが「代表取締役」。
なぜ我々は「最高責任者」の肩書きを分けてみたのか?

背景

まず、会社を設立したことのある人ならもう知っていると思うが、会社設立に法律上で唯一必要されている肩書きは「代表取締役」のみだ。

国にとっては「代表取締役」が会社の責任者であり、「社長」という肩書は法務局に何の意味を持たない。「社長」も「CEO」もただの名称。
いわゆるニックネームにすぎない。

ではなぜわざわざ「社長」のポジションを作ったのか?

Google Trendsでキーワード「代表取締役」・「社長」・「CEO」を比較すると、一目で分かる。

ダントツで「社長」が人気なのだ。

これを言い換えると、一般的には「最高責任者」=「社長」という認識が非常に強いと捉えられる。

(ちなみに念のため、日本の人気ユーチューバー「はじめ社長」が「社長」のキーワードに貢献しすぎてないかをチェック。

結果的にほとんど貢献度していない。)

一般的には「最高責任者」=「社長」という認識が非常に強いむしろ一般市民は「代表取締役」がどういうポジションなのかいまいち分からない人も少なくはないと思う。

でもそれはあくまでも一般市民の認識。会社を相手になると「代表取締役」の方が圧倒的に重要視される。

要するに「社長」はBtoC向けに利く肩書きであり、「代表取締役」はBtoB向けに利く肩書きである。

HatchはBtoC向けのアプリ。
つまり一般市民・メディアの認識上、誰かが「社長」という肩書きを持つことが大事になってくる。
だが、マーケティングで関わる取引先の会社も多いため、「代表取締役」の肩書きももちろん大事。

そこで、色んな会社とマーケティング関連で交渉・契約する立場であるオマールは「代表取締役」にして、メディア・ユーザーに対しての”表の顔”である私は「社長」になることにした。

このように「最高責任者」のラベルを持った人が2名いることには色々メリットがある。
まず、ビジネスやメディアは、「最高責任者」じゃない限り話してくれない相手が多い。逆を返せば、「最高責任者」という肩書きは交渉の際に役立つ最強の装備カード。

取引先(BtoB)にとってはオマールが「最高責任者」だから話してくれる。そしてメディア(BtoC)にとっては私が「最高責任者」だから話してくれる。それに加え我々は話す相手によって、より効果的な方の「最高責任者」を選べるし、「最高責任者」が同じ時間に2箇所に現れることだってできる。

そしてもう一つメリットがある。

表見代表取締役

「代表取締役」じゃないのに会社の承認の上で「社長」を名乗って取引を行うと、非常に面白いことが起こる。

以下 Wikipedia からの引用:


表見(ひょうけん)代表取締役の制度とは、代表取締役でない取締役に、社長、副社長その他代表権を持つと誤解されるような肩書を与えた場合、その取締役の行為は、代表権がないことを知らなかった第三者(善意の第三者)に対しては代表権があったものとして扱われ、会社は責任を負うことになるというものである(354、旧商法262条)。これにより、相手に会社を代表する権限があると信じて取引をした者が保護され、取引の安全が図られる(権利外観理論)。

つまり表見代表取締役とは、私が「社長」を名乗って第三者と取引を行うと、その取引に置いて私は「代表取締役」と事実上同じ法的権限を持つことになる。あきらかに第三者を守るために作られた制度だが、逆を返せば、会社側にもメリットもある制度である。

だが、もちろんメリットだけではない。リスクもある。

社長・代表取締役の肩書きを分けるリスク

代表取締役は会社の法律上支配者だ。

以下がWikipediaから引用した、代表取締役の事実上権限だ:

代表取締役は、意思決定機関である株主総会や取締役会の決議に基づき、単独で会社を代表して契約等の行為を行うことができる。それとともに、代表取締役は会社の業務を執行する。日常業務については取締役会からその決定権限が委譲されていると考えられており、自ら決定も行い、執行する

一番の注目点は、代表取締役は単独で会社として契約を結べることができるということだ。

もし共同創業者同士で事業方針の意見が分かれた場合、代表取締役は(新しい代表取締役の選定まで)事業を自分の向かいたい方針に無理矢理持っていける。だからこそこの権限を渡すのは上記の承知の上に分けた方がいい。

結論

肩書きも最初から有効活用すべき。

分けるのは多少リスクはあるが、共同創業者との信頼関係が強ければ、最高責任者」装備カードを2枚に増やしてみる価値はあると思う。

正直、弁護士とか何人かの経営者はこの記事をみて、苦笑いしているのを想像できる。でもリサーチはしっかりしたし、少し危なそうでも他の人がやっていないことを試してみることは大事。そういうところから思いにも寄らぬ他社との差別化が生まれる。

ピッチを通じて投資家が一番見たい情報TOP4

アクセラレーターの運営側だった頃は数え切れないほどのスタートアップのピッチを聞くことができた。素晴らしいピッチもあればもちろんダメなピッチもあった。

でも具体的に何がピッチをダメにしているのだろうか?

実はコミュニケーション能力や演説力はそこまで関係ない。コミュニケーションが上手くない技術者系CEOは多い。投資家側もそれには慣れている。

ピッチをダメにしているのはアイデアの質でもない。

ダメなピッチは聞き手が何の情報を知りたいかを考慮していないピッチだ。

では投資家はピッチを通じて何を知りたいのか?
ランキング形式でTOP4を見ていきましょう。

投資家に一番響くピッチの内容ランキング

1.トラクション

トラクションとは市場需要の定量的な証拠になる指標。ようするに実績だ。プロダクトの売上、ユーザー数、UU、事前サインアップ数などが主にトラクションとして使われている。

トラクションが一番大事な理由なのは、要するに「論より証拠」。投資家だって正直どのスタートアップが成功するのは分からない。不確定要素が多すぎる。だがトラクションがあれば、「需要のあるプロダクト作った結果」になるので多くの不確定要素を潰せる。Snapchatも、アイデアだけを聞くとバカバカしいが150Mユーザーがいると聞くと自分の考えを改めざるを得ない。やはり実績に勝る証拠はない。

Hatchの場合、まだリリースしていないのでトラクションがない。だからこそ次のラウンドまでに可能な限りトラクション(Hatchの場合ユーザー数及び課金率)を増やすのが弊社の最優先事項だ。

2. チーム

例えば投資家が自分のプロダクトやビジネスチャンスを理解はしてくれたとしよう。その際、大事になってくるのが「なぜこのチームじゃなければいけないのか」だ。なぜなら良いアイデアでも、プロダクト開発経験のあるメンバーがいなければ何も始まらないし、いい感じにトラクションが伸び始めてきても競合に真似され始めた時に、競合に勝てるビジネス能力があるチームなのかも見ている。そして何より当初のアイデアを作って、上手くいかなくても優秀なチームなら違う事業を作り、立て直す可能性だってあるから投資リスクがその分軽減する。

だからこそ資家を安心させる為にチームの情報を伝えるのは大事。
一番手っ取り早いのは履歴書のようにチームの一人一人の経歴をスライド提示するのことだ。これを案外やらないチームが多いため、「どこの馬の骨だよ」感が投資家の脳を過ぎってしまう。

Hatchの場合はこういう感じだ:

名前、役職、役割だけでは伝わらない。経歴のサマリーを載せると印象が残る。この際、関わってきた会社やブランドも信頼に繋がる。

我々の場合、チームスライドのすぐ後に前職・過去のクライアントを紹介するスライドも入れた:

聞き手の信用を得るのはそれだけ大事。

そしてスライドには載っていなくても必ず聞かれるのがチーム間の繋がりだ。
驚くほど多くのスタートアップの失敗はチームの崩壊が理由にある。
あったばかりの赤の他人だと少し懸念される。だからと言って、友達とチームというのも心配される。一番いいのはチームで一緒に何かを作ったことのある経歴。でも正直結構難しい条件だと思う。私も一緒に起業したいと思う、相思相愛のメンバーを見つけるのに3年かかった。でも急かさずに待つ甲斐があったと感じている。

3.プロダクト

ここでやっとプロダクト。なんでプロダクトが3番手なのかと思うかもしれない。面白くて論理的なビジネスアイデアが全てだと。それは分かる。だが投資家は「これはすごい!絶対上手く行く!」と思ったプロダクトが何度も失敗するのを見てきた。だからこそ証拠のようなものになるトラクションやチームの方が重要になる。

プロダクトスライドは基本的に「誰の何をどう解決するのか」を突いていれば、表現は自由。そして完成したもの or 完成系に近いものブランディングを配慮したスライドだと聞き手の信用を掴める。

Hatchのプロダクトスライド:

4.市場

投資家にとって、スタートアップに目指してもらいたい目標の選択肢は最終的に二つしかない:IPOかM&Aだ。いくら良いプロダクトで、市場を独占することに成功しても、年間売上が数千万円程度の市場規模だったら彼らに投資する意味がない。

その為、現在のターゲット市場の大きさや潜在規模を上手く伝える必要がある。

市場スライドも色々ある。Hatchのはこんな感じ:

結論

プロダクトを作る時、一番大事なのがユーザーのニーズに合わせたプロダクトを作ること。ピッチだって同じだ。聞き手が何を大事にしているのかを知った上で作り上げることが大事。

次の記事はHatchの実際のピッチデッキの公開と解説をします。